犬や猫が好きなだけでなく、前任者以上に国際協調を重んじるバイデン大統領なら、犬猫食用禁止国際条約に関心を持ち、議会からの共同書簡を受けてアメリカでの発動を率先して行うだろうと世界愛犬連盟(WDA)は考えていました。しかし、意味のないお決まりの対応から半年以上が経過し、WDAはより強力な手段でアメリカ政府に国際条約への着手を働きかけなければならないことを悟りました。
そのため、WDAは戦略を練り直し、国際条約を担当する上院外交委員会に働きかけ、法的拘束力のある決議や法案によって条約に着手するようアメリカ政府に働きかけることにしました。
K&L Gates社、元下院議員のジェフ・デナム氏が率いる議会ロビー会社は、下院議員38人の共同書簡を促進しましたが、下院にしかコンタクトがなく、上院でのロビー活動が弱点であることが判明しました。これを受けて、WDAはワシントンD.C.でさらに2つのロビー会社を雇い、農業法案の犬猫食用禁止法の例にならい、上院の支持を集めることにしました。
Arent Fox Schiffのチームを率いたのは、下院で10年、上院で20年の経験を持つベテラン、元民主党上院議員のバイロン・ドーガン氏で、上院に多くの人脈があります。
The BGR Group、リーダーのフレッド・ターナー氏は元議員ではないものの、ヘイスティングス上院議員、後にボブ・メネンデス上院議員(上院外交委員会委員長)の首席補佐官を務め、外交委員会の国際条約承認プロセスに精通しています。かつての上司である外交委員長に直接働きかければ、「犬猫食用禁止国際条約」の推進にはさらに効果的だと考えています。