中国焦点―19日間のお留守番

上海に住む飼い主がコロナ陽性となり、家には犬が19日間も独りぼっちで残されました。

飼い主は隔離される前に、ありったけのドッグフードを床に置き、洗面器にきれいなミネラルウォーターを入れ、犬のためのハムやソーセージをご近所さんに託しました。

検疫所では、いつ家に戻れるのか分からず、愛犬のことがとても心配だったそうです。自宅の監視カメラで遠隔監視するしかありませんでした。

飼い主は19日後にようやく自宅に戻ることができました。この間、犬はインターネット上で最も人気のある犬になりました。家具を壊すことも、部屋を汚すことも、近隣に迷惑をかけることもなく、ただただ飼い主の帰りを待っていたのです。

人々は、その躾の良さに驚かされました。犬は待つことに人生の80%を費やしていると言う人もいます。毎日、飼い主と一緒に過ごす時間を心待ちにしているのです。友情が、犬に幸せをもたらすのです。 

著者メモ:

新型コロナの流行時には、動物愛護団体は伴侶動物が生きられるように懸命に働き、以前のように強制不妊手術や自宅での殺処分を受けなかったことがとても幸運でした。19日間の長いお留守番でしたが、ようやく飼い主との再会することができました。

一時的な別れなのか、永久に捨てられたのか、犬には何が起こっているのか理解できなかったでしょう。ただ、いつものように飼い主が帰ってくるのを待っていたのです。世界愛犬連盟は、どんなことがあっても、伴侶動物を見捨てないことをお願いします。一度選択したならば、一生涯の責任があるのです。