台湾ネズミやウサギはペットとして扱われるべき

台湾の動物愛護法では、犬や猫は「特定ペット」に分類されます。ブリーダーや取引業者は厳しい規制を受けるが、ネズミやウサギは規制対象外である。  

台湾の動物愛護法では、犬、猫、その他の動物を趣味や伴侶目的に飼育‧管理するものを「ペット」と定義しています。この法律は、犬や猫の地位を強調するだけでなく、犬や猫の繁殖や取引も規制しています。

近年、ネズミやウサギを受け入れる病院も出てきましたが、動物愛護法の保護がないため、飼育放棄や、遺棄、虐待されたりすることも少なくありません。

ラット‧フレンドリー‧ソサエティとラビット‧フレンドリー‧ソサエティによると、彼らの窮状は:

1.夜店や移動販売車でお土産に

不潔で騒がしい環境で、動物にはストレスとなり怪我や死亡の原因となることさえあります。

2.繁殖の知識がない飼い主

犬や猫のブリーダーは、飼い主の責任に注意を払うよう互いに警告し、飼い主の責任の重要な部分は繁殖に関する知識ですが、ネズミやウサギに関しては、命の大切さが軽視され、間違った繁殖方法によって怪我や病気になることがよくあります。

3.過剰繁殖による遺棄

ネズミやウサギは繁殖力が強く、ペットショップの店員がきちんと指導しなければ、知識の無い飼い主はすぐに繁殖しすぎという問題に直面することになります。ネズミは平均して1組のペアが3~4ヶ月で数百匹に、ウサギは1組が毎月4~8匹の子供を産むので、飼い主は家の中がネズミやウサギでいっぱいになったと気づいた時には、関係機関を頼って全て処分するしかないのです。

ネズミもウサギも繁殖力が強く、飼育に関する知識が十分でない飼い主は、ネズミやウサギの過繁殖に悩まされることが多い。

4.物品として出荷される

輸送時のスペースや温度に注意が払われることはなく、目的地に無事に到着するのはラッキーなことです。

農業委員会にペット管理課が設立されたことにより、ネズミやウサギの愛好家は、犬や猫と同じ待遇を求めて飼育や取引に関する規定を設け、上記のような現状を徐々に改善するために動き出しています。

世界愛犬連盟は、すべての動物が人間によって大切に扱われるべきであると考え、ペット管理課が設立されたことにより飼育ガイドラインが確立され、種類に関係なくペットをないがしろにしなくなることを望んでいます!