今年2月、香港の農林水産省(AFCD)と食料環境衛生省(FEHD)による家宅捜索により、犬や猫の肉を食用として販売していた疑いのある事件が発覚し、疑わしい犬や猫の肉が押収された。香港で一時的な身分証明書を所持するベトナム人4人が、「犬や猫の肉を食用として販売したり、他人に販売させた」など7つの罪で起訴された。警察の警告を受け、50歳の主犯格被告は、3か月間レストランを経営し、犬や猫の肉を販売していたことを認めたが、自ら犬や猫を屠殺したことは否定し、毎月ベトナム人船員から肉を購入していたと主張した。
犯人はベトナム人一家で、今年初め、モンコック(旺角)の上海街で無許可のレストランを経営し、犬や猫の肉を販売していた。家族4人は、「食用の犬肉販売」、「不法就労および起業等」、「犬肉の販売等または他者による食用の犬肉販売」、「犬肉および猫肉の食用利用または他者による食用利用」、「食料環境衛生省長官発行の無許可での飲食店営業」の容疑で起訴された。4人目の被告(16歳)は、この事件に関与した夫婦の息子であり、裁判の結果、無罪となった。他の3人(男性2人、女性1人)は、以前に有罪を認めていた。この事件は本日、西九龍裁判所で判決が下された。有罪を認めた3人の被告には、それぞれ17ヶ月と2週間の実刑判決が言い渡された。
事件によると、今年2月7日、農林水産省に、旺角地区のレストランが犬肉を販売しているとの通報があった。 その後、同省のチームが秘密裏にそのレストランを訪れ、ベトナム料理とテイクアウトの犬肉蒸し料理を合計1,000香港ドル以上購入した。 犬肉や猫肉などを示すメニューがあり、手書きの請求書に料金が記載されている事をチームは確認した。農林水産省、食料環境衛生省、警察が合同で捜査を行い、犬や猫の肉と疑われる大量の肉を押収し、香港で一時的な身分証明書を所持していた4人の被告を逮捕した。
ズー裁判官は金曜日、被告らは不法に香港に入国し、無許可でレストランを開き、さらに犬や猫の肉を販売していたと述べた。この事件の悪質な要素である。裁判官は、この事件では5.4キロの犬肉と4キロの猫肉が関係しており、「明らかに多くの哀れな犬や猫が関わっている」と強調した。そして、一般市民に強いメッセージを送るためには、抑止力と警告として即時実刑判決が必要だと述べた。(事件番号: WKCC2043/2024)