2022年2月20日は、台湾の動物愛護史に残る記念すべき日となりました!
冷たい風と激しい雨の中、70を超える団体や組織がケダー大通りに集まり、台北駅、行政院、立法院の周りを行進し、1994年に台湾の憲法に環境保護が盛り込まれたように、動物愛護も憲法に盛り込まれることを強く望んでいることを示しました。何より心強かったのは、参加者の多くが高校生や大学生で、「動物も人間と同じように感覚や知能がある」ということをお年寄りよりもよく理解しており、自分たちなりの方法で支持を示そうと決意したことです。
世界愛犬連盟(WDA)など8つの動物愛護団体は、2020年初頭から動物愛護の憲法への盛り込みを推進し、これまで何度か公聴会を開催してきました。しかし、2022年1月に同案が審議されなかったことが引き金となり動物愛護団体は、より多くの注目を集めるために、街頭に立ち、状況を逆転させる最後のチャンスに闘士を燃やしたのです。
準備期間は短かったものの、発起グループの努力により20以上の団体が集まり、若い作曲家が行進のテーマソングとして「動物平和の歌」を率先して作ってくれたりもしました。若いエネルギーに満ち溢れた行進でした。
20校近くの大学の犬部、猫部が行進前に短いビデオを作成し、基本法への動物愛護の盛り込みを支持する理由を提示し、各団体のFacebookページで公開しました。「動物には感覚と知能があり、人と同じ権利を与えることはできなくても、基本法の保護の範囲に動物愛護法を入れるべきだ」という意見もありました。
政党の代表者だけでなく、高雄の代表者までが行進に参加し、台湾の動物愛護史上でも稀なイベントとなりました。寒さのためにイベントは早々に終了せざるを得なかったのですが、それでも地域社会とコミュニケーションを取るという目的は達成されました。行進の後、発起グループは立法府との党員集会を再度行い、動物愛護を憲法に盛り込む法案がスムーズに可決されることに期待しています。