[中国焦点] 中国の動物愛護

中国の動物愛護ニュース:

  1. 2020年10月11日 – 浙江理工大学の動物法学研究センターは、「動物救済シェルターの政府の責任と官民協力の計画」に関するオンラインセミナーを開催しました。 セミナーは動物愛護ボランティアによる自発的な動物救済の難さの紹介から始まりました。 彼らは法律専門家に動物救助組織の法的地位の定義と、政府と民間がどのように協力できるかを問いました。 セミナーは、浙江理工大学動物法学研究センターの錢葉芳教授により開催されました。

著者メモ:  錢葉芳教授のチームはここ数ヶ月、動物感染症予防法の解釈、 動物虐待の禁止、野犬狩りに関する規制などを網羅する複数のオンラインセミナーを開催しています。 このセミナーは、主流メディア、独立系メディア、中国の政治家らによって広く取り上げられ、 セミナーで提案された立法案を検討できればと考えています。

  1. 2020年10月14日、 中国動物医療食品安全局(CAFA)が「2020動物福祉科学会議 (中国)」 を上海で開催しました。 30人以上の国際的な専門家が、いま話題の世界的な動物福祉や家畜福祉の動向や政策などそれぞれの洞察を共有しました。

著者メモ: 動物愛護に関連する法案は毎年CAFAによって見直されていると報告されています。 しかし、CAFAは人間側の観点から、家畜の福祉により関心を持っています。 動物福祉への関心は、畜産の効率を向上させる意図に由来します。 国際的な動物福祉政策や理論と比較すると、中国の道のりはまだまだ長いようです。

WDA中国地域ディレクター

劉媛媛

2020年11月3日