犬食反対の朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が遺体で発見 動物福祉分野における損失

韓国の首都ソウルの警察は、 市長が木曜日から行方不明だった市長の遺体を発見しました。  朴市長は犬肉取引反対の積極的な支持者でした。 昨年10月、朴市長はアンダードッグという遺棄された犬のアニメ映画を観た際に、ソウル市内全ての犬肉屋の閉鎖を観客に向かって誓いました。

昨年10月、朴市長はアンダードッグという遺棄された犬のアニメ映画を観た際に、ソウル市内全ての犬肉屋の閉鎖を観客に向かって誓いました。

2019年10月、 ソウル市は市内に残る犬肉屋3軒が食用のための犬の殺害をやめる事に合意した後、 犬屠殺場ゼロ宣言をしました。

韓国の首都ソウルの最後の犬肉屋3軒は、 朴市長から1年以上にわたる活動を受けて、 敷地内での犬の屠殺をやめると話しました。

韓国最大の犬肉市場禁止の背後には

2016年9月12日、 イギリス議会は4時間の討論の末、決議案を可決 イギリスが外交手段を用いて、韓国政府に交渉し、 犬肉の使用を禁止するという決定を下した。 この一連の動きは城南市の李市長による韓国最大の犬肉市場であるモラン市場の閉鎖という決定に直接つながりました。

イギリスが何千キロも離れた韓国の犬肉を食べるという問題に注視し、 議会で可決するという素晴らしい結果を導き出しました。 その道のりをご紹介しましょう。

アジア諸国で「犬食禁止の明確な法制化」を推進する唯一の団体として、 WDAは2016年以来、 Facebook や Twitterでのプロモーションも含め一連の計画や活動を通じて イギリスの動物保護団体に加わりました。 そして、WDAはオンラインによる請願署名を立ち上げ、 既読数380万回、 イギリス国民10万人以上から署名を集めました。 イギリスでは、 10万人以上が共同で署名をすると議会に提出できる権利が得られることが定められています。 そしてイギリス議会が犬猫の食用禁止を韓国に求めることに成功しました。

イギリスのポール・モナハン議員は、 「皆さんお聞き及びのように、世界愛犬連盟はアジア全体における金儲けの取引に関する重要な分析を行った。」と強調しました。

城南市の李市長は、犬肉の販売禁止は、 動物の権利保護のみならず、 国際社会における韓国の評判を逆転させると述べました。

時系列でご説明しましょう:

2016年1月31日、WDAの創設者 玄陵は、韓国に犬肉禁止を求める共同署名をイギリス議会で協議する計画を立て始める。

2016年2月9日、WDAはイギリス最大の広告会社を通じて議会ページに請願署名を立ち上げ。

2016年3月8日から8月1日まで、Facebook、 twitter、 Instagramなど、イギリスで最も広く使用されているSNSを通じて広告を配信。 400万人のイギリスの人々の間を駆け巡り、 10万人以上の人々によって再投稿されました。

2016年4月7日、ついに1万人の署名を獲得。 イギリス政府は、2018年冬季オリンピックに向けて発展する韓国政府を注視すると言及した。

2016年8月1日、ついに10万人のイギリス人署名を獲得。 当時、400件以上の請願署名がありましたが、 そのうち5件だけが期限内に10万人の署名に達しました。

2016年8月8日には、合計102,131人のイギリス国民による共同署名が得られ、9月12日に議論されることが発表されました。

2016年9月8日、イギリス議会は、メディア、有名人、動物保護団体の声を喚起した韓国の犬肉の結論について議論しました。

2016年9月12日、イギリス議会はウェストミンスター・ホールで討論会を開催し、多数の外務省関係者を招きました。 彼らはイギリス団として韓国政府と交渉すると言いました。 関連する議論は、 ミラー、 デイリーメール、 ザ・サン などイギリス主流メディアによるインタビューを喚起し、 韓国の犬肉についての詳細を明らかにしました。

2016年12月4日、ミラーは、  WDAが開始した議会における議論と、 2018年の冬季オリンピックのキャンペーンを引き合いに出し、 韓国に深く入り込み、 韓国の犬肉市場を暴露し続けることで韓国政府が犬肉問題に取り組むよう仕向けました。

2016年12月12日、 城南市の李市長は、 韓国最大の犬肉市場であるモラン市場の商工会代表と、犬を屠殺しないことで合意したと発表しました。

産業チェーンを形成する韓国の犬肉取引

韓国は犬肉食に関しては最も深刻な地域です。 毎年約500万匹の犬が食べられており、 そのほとんどは農場からくるいわゆる「肉犬」です。

ドキュメンタリー映画「Eating Happiness」撮影のために玄陵は地元の犬肉農場を調査するため韓国を訪れました。  「肉犬」の実態は、 生まれた瞬間から屠殺されるその時まで、 鉄の檻から外に出ることはなく、 新鮮な空気を吸うことすらありません。  それに対して、 農場で飼育される鶏は自由に外を歩き回り、 「家禽」と「檻の中の犬」の対照的な光景です。 

農場の犬が毎日食べているものは、 レストランに1週間も放置されていた残飯を無料で回収してきたものです。 犬肉農場全体はその残飯の放つ悪臭と犬の糞尿臭につつまれており、 ほとんどの人はその場に5分といられません。 

韓国は犬肉に関して最も深く研究している国です。 犬肉を食べるだけではなく、 犬の毛皮、 脂、 内臓、 骨 全てを利用して革製品、 蒸留酒、 スキンケア製品など様々な製品を作っています。

韓国の犬肉問題は常に、国際社会から批判されてきました。 1988年、ソウルでオリンピックが開催されました。 政府は全ての犬肉レストランに早急に郊外に移転するよう命じました。 「犬肉スープ」は「栄養スープ」と改名され、 外の人にはわからないようにしました。 しかし、 オリンピック後すぐに犬肉産業は市内中心部で復活しました。