愛玩動物看護師法が5月から施行

世界愛犬連盟が日本で本格的な活動を始めてから4年が経過しています。その間、動物愛護は諸外国に倣い動物福祉向上へと考え方が発展し、ペットは伴侶動物へと存在感を高めています。家族として伴侶動物と一緒に暮らす人が増えており動物病院と関わる機会も多くなっていると思います。

人間が通う病院では国家資格を持つ看護師が採血など様々な診療補助を担っていますが、日本の動物病院で働く看護師には、診療補助行為が法律で認められていなかったことをご存知でしょうか? およそ2万5千人(2020年政府調べ)の動物看護師(民間資格)が動物病院等で働いており、現代社会には無くてはならない存在となっています。

2022年5月から愛玩動物看護師法が施行され、国家試験に合格すれば農林水産大臣・環境大臣から免許を受け、国家資格保持者となります。これにより、獣医師の指示のもと伴侶動物をはじめとした愛玩動物の診療補助行為が可能となります。

世界愛犬連盟は、伴侶動物の高齢化に伴う様々な疾患の治癒と、伴侶動物のQOL(クオリティー・オブ・ライフ)の向上を歓迎し、これまで以上に高度で質の高い獣医療の実現に期待しています。