中国では、両会(全国人民代表大会と全国政協商会議)が3月5日、北京で開幕しました。
以下の人民代表が、動物福祉関連法案を提出しています。
1. 陳勇代表(香港)
陳代表は、犬猫の食用全面禁止を段階的·漸進的に実現するための法整備を検討し、抑止力のある罰則を設けるべきであると提案しました。
犬や猫の食用禁止を国民が監視し報告できるような仕組みを確立することにより、注目されより効果的に強力な執行が可能になります。
大学から幼稚園まで学校の教育や教材に動物愛護の情報を取り入れることで、幼少期から動物への愛情を育み、社会や国の調和を図ることができます。
2. 趙皖平代表(安徽)
小中学校の教科書に動物愛護をテーマとした生命教育を取り入れるという提案は、小中学校の道徳教育に動物愛護や生命尊重の教育を取り入れ、青少年の健全な心理意識や哲学を育むために生命尊重教育に真剣に取り組むべきことを示しています。また、野良動物の救済や伴侶動物の科学的な飼育など、労働者教育と組み合わせた新しいカリキュラムの導入し、地域と学校の連携を強化し、実際に生徒が動物をいたわる機会を作ります。その先駆けとして、「動物への思いやり」をテーマにしたプロジェクト単位のカリキュラムを作成し、多角的に生命教育を実践するよう学校に呼びかけました。また、学校でも「動物への思いやり」をテーマにした学校単位のカリキュラムを作成し、生命教育を多面的に実施することを推奨しています。生命教育の教師の育成を強化し、教師の継続的な教育·研修のカリキュラムに「動物への思いやり」というテーマを盛り込み、教師の意識と指導力を向上させることなどが示されました。
3. 朱列玉代表(広東)
朱代表は「中華人民共和国動物虐待防止法」の制定に関する動議を提出しました。同氏は、動物虐待を法律レベルで効果的に管理·指導することが不可欠と考え、国内の社会秩序や国際的な立法動向に適合させ、社会主義的な法治を向上させるために、動物虐待防止法の制定を提案しました。
また、動物虐待には、社会の秩序や道徳を乱し、人々の生命や財産を侵害し、対立を誘発し、さらには犯罪のもととなり、深刻な結果をもたらすものもあります。
著者メモ:「両会」はまだ開催中です。より多くの人民代表が伴侶動物のために声を上げ、伴侶動物の生存と福祉に関心を持ち続け、生態学的な環境に優しい文明の思想を実践してくれることに期待しています。