動物の密輸にNOを突きつける

香港では、犬や猫、亀などのペットを飼う家庭が増え、動物が育つ環境を無視して、莫大な利益を得るために危険を冒して密輸する悪徳業者が少なくありません。

2017年以降、動物の密輸は4件、生きた動物の違法輸入は115件、少なくとも1万匹が関与しており、これらの密輸動物の行方がしばしば心配の種となっています。謝展寰(よみ:ツェ・チンワン)環境及び生態局局長はメディアの取材に対し、動物虐待防止協会(SPCA)や農業漁業保全局(AFCD)など、動物保護団体や政府部門が、それらの動物の保護や里親探しの手伝いをするのが一般的だと述べていますが、この動物たちが健康上の問題で安楽死させられないかどうか、実は多くの一般の方が心配しているのです。

動物の密輸には多くの弊害があります。WDAは、動物は人間の最良の友であり、そのような扱いを受けるべきでないと考えています。密輸される動物は、肉体的・精神的に疲弊するだけでなく、劣悪な生活環境のため、健康に育つことができません。WDAの創設者である玄陵氏は、無節操な商人の行動は非常に残念だとし、香港政府がこうした違法行為を取り締まり、たとえ病気の動物であっても安楽死させず、里親探しを簡略化するなどして、動物たちを大切に扱ってほしいと、付け加えました。

WDAは、政府がこうした違法行為を取り締まり、動物を大切に扱ってくれることを望んでいます。人間が社会的に進歩したのであれば、動物は私たちの家族であり友人なのですから、大切に扱わなければなりません。動物の密輸が儲かることは否定しませんが、動物の命に値段は付けられないことを理解する必要があります。