珠海市文明的な犬の飼育に関する記者会見

10月25日、珠海市人民政府会議場にて、珠海公安局による、犬の文明的な飼育に関する記者会見が開かれました。

 

会見では、珠海市が犬の飼育の質を向上させ、多岐にわたる特別な施策により大きな成果を挙げたことが紹介されました。その内容は、「珠海経済特区犬飼育管理条例」の改正案の完成と、ペットパークの建設促進です。珠海市は、これまでに、香州区に4ヶ所、金湾区に1ヶ所、斗門区に2ヶ所、 ハイテク産業開発区に2ヶ所の合計9ヶ所のペットパークの建設を完了しました。公園内には、ペット用トイレ、手洗い場、各種ペット用の遊具が設置され、開設以来、6万人以上が利用しています。飼い主がペット活動に集中できる公共の場を提供しつつ、飼い主達が自主的に集会などを開催し、飼育経験について共有したり、交流しやすいことも魅力となっています。

 

また、文明的ではない犬の飼育方法をとっている飼い主の行動の是正を行い、ペットパーク用地の合理的な利用計画と維持に力を入れ、都市における文明的な犬の飼育テーマを構築し、大衆のニーズを満たし、各地区における市民の利用促進策を調整し、一層の推進を図るなど、次の方向性も示されました。

 

著者メモ:

珠海市は、犬猫の食用を明確に法律で禁止している中国の都市の1つで、「中国で最も幸福な都市」「国家生態文明建設模範都市」の称号が与えられています。世界愛犬連盟の創設者である玄陵氏は、「人間と動物と環境が三位一体になって初めて、地球は持続可能なものになる」と語っています。

珠海市は、都市の管理者が生態文明の構築を導き、人間と自然が調和した共存、好循環、持続可能な社会の実現を目指す良い例です。犬の保護や管理は社会統治の一端に過ぎませんが、文明的な街づくりに少なからず反映されます。

多くの都市が珠海市の犬の管理経験から学び、よりシンプルに残忍さの無い、より温みあふれる都市となることに期待します!