【中国焦点】

中国の動物愛護ニュース

1. 上海のある地区では、野良犬が非常に多く、住民の移動や生活に影響を及ぼしています。 5月初め、静安区人民検察院が、公益検察道路管理室、派出所、町内会や地域住民らと協力して野良犬の一掃を行いました。 一掃後には、地域住民の安全な生活は確保されますが、捕獲された野良犬の適切な収容方法について、検察は頭を悩ませることになりました。 公益検察は、民間の保護シェルターと連絡をとり、シェルターの環境、スタッフの質や作業手順などを実際に確認した後にその保護シェルターへ犬を運び入れることとなりました。また、定期的に犬の状況を確認しフォローアップする指示を出しました。

著者メモ: この心温まる結末は多くの人を驚かせました。 民間シェルターの責任者でさえも、電話を受けた時には、詐欺かと思ったそうです。 法執行機関による「是正」措置は過去のものかもしれません。 検察は、犬達のために一歩を踏み出し、より素晴らしい上海の「文明」のために大きく前進しました。

2. ボランティアからの情報によると、全人代関係部門は、家畜や家禽の屠殺関連の法律を整備するよう全自治体に求めました。 犬は家畜家禽のカタログから除かれたので犬を含むものは無効になります。 犬を食べたり、その屠殺に関する規制は全て無効になりました。

著者メモ: 2020年5月に公布された「家畜家禽遺伝資源国家カタログ」がその効力を発揮し始めました。 犬の屠殺は全国的な禁止へと達し、販売と食用消費の包括的な禁止も間近です!

WDA中国地域ディレクター

劉媛媛

2021年5月31日