中国の動物愛護ニュース：

1. 2021年1月22日、改正「中華人民共和国動物検疫法の管理措置」が発表されました。 動物検疫法の管理措置に対するこの改正の最も顕著な側面は、　科学的、　合理的かつ　 健全な動物感染症流行防止法制度の構築に焦点を当てることです。　野良犬や猫の管理強化、　野生動物検疫、　家畜や家禽の生体取引の禁止など、　多くの面で明らかになってきました。　伴侶動物に関する内容は、　犬や猫の繁殖と虐殺のための法執行基盤の規定、　感染症流行防止の観点からペット犬の飼育および野良動物の管理を標準化することなどです。

著者メモ:　動物検疫法の管理に関する措置の改訂が始まった当初は、　動物愛護ボランティアらは、　犬猫やその他の伴侶動物の屠殺や輸送などの関連を禁止する条項を含めたいと考えていました。　最終的には採用されていませんが、　全体的な改善は小さいわけではありません。　新しい法律は、　犬の管理に関する主な責任は地元の人民政府にあることを明確にしています。同時に、　市民や多くの自治組織、　コミュニティ、　社会的組織の参加も必要です。　これは、地方自治体における犬や猫の食用禁止の法制化を促進するWDAのルートと一致しています。　深圳市から学び、　早い時期に犬猫の食用を禁止する都市が増える見込みです。

2. 最近、中国の一部地域で感染が再流行しています。　感染拡大防止と管理が求められており、一部住民は一元的隔離ために指定された場所に行く必要があります。　1月21日、上海黄浦区趙通通りの住民が検疫ホテルに移送された際、　ペットの犬が一緒にバスに乗りました!　住民は隔離される際にペットを連れて行くことを許可されています。　これは国内で前例のない取組みであり、　大変好評です。　1月24日、北京の大興区は、感染拡大防止と管理に関する記者会見で、　家庭のペットの世話をする必要があることを考慮して、家族の誰かを家に残すことに合意したと発表しました。

著者メモ:　伴侶動物である犬は家族の一員とみなされます。　この考え方は、民間から政府へと徐々に移行し、　公式な政策が策定される際に考慮されています。　これは間違いなく大きな改善です。　感染症流行の下で、　誰もが危険にさらされています。　しかし、　この恐怖の下で、　人々の感情は真剣に受け止められています。　この種の人道的な思慮深さには、　感染症拡大防止と管理の在り方における温度と強さを感じます。

ＷＤＡ中国地域ディレクター

劉媛媛

2021年1月29日