去年、令和5年度に動物虐待の疑いで全国の警察が検挙した事件は181件。
最近10年で4倍近くに急増しています。
これについて、警察庁は以下のように述べている:
動物虐待事犯については、国民の関心の高まり等を背景に、近年、検挙事件数は
増加傾向にあるところ、引き続き、動物の愛護について行政的な権限や専門的な能
力を有する関係機関・団体等との連携を強化し、不適正な飼養を行う者に対する継
続的な指導等を働き掛けるとともに、関係機関の指導等に従わないなど改善がみら
れない場合は、警察において必要な捜査を行い、被疑者を検挙することにより続発
防止を図る。
このほか、特に公共の場所や動画投稿サイトのような多数の者の目に触れる形で
行われる悪質な事犯については、国民に大きな不安を与えるものであることから、 被疑者の早期検挙に向けて迅速な捜査を推進する。
後を絶たない悲惨な事件の数々
『飼いネコの胸を刃物で刺したか?自宅には別のネコの死体も…女を動物愛護法違反容疑で逮捕』
『猫60匹まで繁殖…置き去りにして引っ越し 飼い主「仕方がなかった」。』
『獣医師の資格を持たない人が無麻酔で帝王切開』
ペット事業を扱う会社が劣悪な環境で450匹以上の犬を虐待したなどとして、動物愛護法違反などの罪に問われた会社役員・百瀬耕二被告(63)に対し、長野地裁松本支部は2024年5月10日、懲役1年、執行猶予3年、罰金10万円の判決を言い渡した。
犬の命を軽視するこの判決に世間は厳しい批判を寄せている。しかもこの罰金は子犬1匹の値段以下である。
人間ひとり一人の意識が変わり、弱い者を虐待しない世の中になる事が理想ですが、法律による規制なくして、守る事は難しい。
世界愛犬連盟は犬や猫を適正に守る法整備を推進します。