ノルウェーが動物福祉法を改訂

2022年9月21日、ノルウェー政府は、動物福祉に関する報告書の作成に着手し、新たな動物福祉法の青写真として国会に提出することを公式サイトで発表しました。世界愛犬連盟(WDA)は、関係者の一員として、評価されたことを光栄に思います。   これは、世界中の動物愛護団体やWDAにとって、思いがけないサプライズです。   WDAが2019年初頭から、ノルウェーで活動を開始してから3年が経ちますが、ほとんど成果はありませんでした。活動は国会議員の支持を得たものの、同国では、犬猫を食用にしていないためか、政府はあまり乗り気ではありませんでした。

2021年6月、国会議員が世界愛犬連盟を支持する書簡に署名

世界愛犬連盟に最も協力的であった進歩党の成績は芳しくなく、国会で議席を失いました。新政権には動物保護のバックグラウンドが無く、動物保護団体からは、「最も動物に優しくない」政権と見なされています。   しかし、なぜその「最も動物に優しくない」政府が率先して法改正を提案したのでしょうか? 2022年2月22日、ノルウェー議会は、政府に対して包括的な動物保護法の制定を求めることに合意しました。この決議によると、政府は来春までに、将来の包括的な動物保護法の青写真となる白書を国会に提出することになっています。 WDAは、この千載一遇のチャンスを逃さず、国会議員の支持を得て、政府への助言を成功させました。   オスロ大学やWDAなど、さまざまな招待団体がすでに提案書を提出しています。WDAは、創設者である玄陵の活動や業績、世界的な犬猫食用禁止活動を紹介するとともに、政府に対して、犬猫食用禁止国際条約への加盟、新動物保護法案への国際条約の盛り込みを提案しています