2021年9月3日、世界愛犬連盟(WDA)と台湾動物保護モニターネットワークが共催した優秀スクールドッグサービスの表彰式で農業委員会の陳吉仲大臣は2つの素晴らしいニュースを発表しました。農業委員会は、スクールドッグ計画を支援するために、すべての費用を負担することを約束した。また、同委員会は 動物保護局の一部門としてペット管理局の設立を約束しました。この部署では、ペットの登録システムを構築します。 すべての伴侶動物は、一生涯の登録が必票になります。
「台湾には150万匹のペット犬と70万匹のペット猫がいます。ペット管理部は、全ての伴侶動物の一生を管理し、食糧、栄養面、医療相談、福祉などの問題に対応します。全ての命を守ることができるのです。」 そして、陳大臣は、この提案が行政院の承認を得ていることを強調しました。
確かに、動物愛護法では、ペットの飼い主はペットを登録しなければならないとされています。 しかしこれは義務ではないので、登録されているペットの数は、60%程と推定されています。死亡したペットで登録されている数はさらに少ないと思われます。
WDAの調査によると、ペット犬の数は約200万匹、ペット猫の数は約72万匹で、いずれも陳大臣が発表した数を上回っています。15歳以下の未成年者の数よりも、ペットの数の方が多いのです。農業省もこの傾向に注目し、ペット問題に真剣に取り組んでいます。
農業省のデータによると、台湾には15万匹以上の野良犬がいて、2018年に比べて約1万匹増えているといいます。あくまでも推計値であるため、農業省は2018年の『殺処分ゼロ政策』実施後に野良犬の数が急増することはないと考えています。あくまでも微増であると。しかし、同省は、ペットの飼い主は、ペットに去勢手術を受けさせ、路上をウロウロさせないようにようにと提案しています。
WDAは、ペットの問題を具体的に良質で詳細な方法で扱うことができる「ペット管理部門」の設立を歓迎しています。ペット登録システムが直ちに施行され、ペットの遺棄や不適切な餌やりの問題が解決されることに期待しています。これは、伴侶動物の福祉を向上させ、野良動物の悲惨な運命に終止符を打つための動きです。