香港で子犬の内臓が摘出される異常犯罪

3月5日、道端で子犬の死体が発見されました。よく見ると、完全に内臓が抜かれていいました。すべての臓器が持ち去られており、非常に恐ろしい事件です。警察と動物虐待防止協会によると、生後2ヶ月のオスの子犬であることが確認されました。現場に血痕がないことから、人間による犯行の可能性が高いということです。死体は現在、解剖に出されており、動物虐待としてアニマルポリスが捜査を進めています。

警察に通報したボランティアは、「こんな野蛮な事件は何年も無く、子犬が遺息絶えるまでにどれほどの苦痛を味わったか想像もつかない」と語りました。動物虐待防止条例(Prevention of Cruelty to Animals Ordinance)では、動物を残酷に扱った者は、最高20万香港ドルの罰金と3年の禁固刑に処されます。

世界愛犬連盟(WDA)は、警察が一刻も早く事件を解決し、子犬の悲劇的な死に対して正義が貫かれることを望んでいます。 香港では動物虐待の件数が増加傾向にあり、その手口はますます悪質になってきています。政府は長年、動物虐待の罰則を強化しようとしていますが、法整備は追いついていません。現政府の任期は6月30日までですが、香港ではコロナ第5波の流行があり、政府は手一杯の状態です。動物虐待に対する罰則の引き上げは議論されないとみられています。 7月の新政権発足後も、香港の動物福祉向上のために立法委員の陳克勤氏と協力し、包括的な動物保護法の制定を推進していく予定です。