リズ・トラス氏がイギリスの新首相に就任しました。世界愛犬連盟(WDA)は引き続き、イギリスにおける犬猫の食用禁止活動を行います。
世界愛犬連盟は2018年からイギリスで犬猫食用禁止キャンペーンを行っています。100名以上の超党派議員から確固たる支持を得たにも関わらず、2名の前首相、テレサ・ルイーズ氏、ボリス・ジョンソン氏は協力的ではありませんでした。
新首相の初演説は短く、動物保護問題を取り上げなかったことは残念ですが、WDAはこれに留まることなく、イギリスでの活動を継続していきます。
イギリスでは主に3分野に力を入れていきます。
1.ベトナムに犬猫の食用禁止を法制化するよう働きかける。
2.犬猫食用禁止国際条約への加盟。
3.犬猫食用禁止の国内法の導入。
これらは、外務英連邦と環境・食糧・農村地域省が所管なので、この2つの省のトップの人事が非常に重要となってきます。
外務大臣にはジェームス・クレバリー氏が任命されました。53歳のこの政治家はイギリス人とアフリカ人のハーフです。軍出身で、外務省に数年勤務していますが、アジア問題を扱った経験はありません。
新環境大臣にはラニール・ジェヤワーデナ氏が就任しました。36歳のこの政治家は、両親がスリランカとインド出身というアジア系の家系です。国会議員になる以前は金融業界で働き、国際貿易担当の次官を務めていました。
両大臣はWDAとの接点は無く、動物愛護の経験もありません。WDAは両大臣に積極的に働きかけ、犬猫の食用禁止の重要性を説明し、動物愛護の世界的な牽引者としてのイギリスのリーダーシップを維持するために行動するようロビー活動を行っていきます。